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2023.07.03更新

Instagram「リール」の使い方 オリジナルの音源の使用方法なども徹底解説

Instagramの「リール」では最大90秒のショートムービーを作成する事ができます。今回はそんなリールにオリジナルの音源を付ける方法や、作成に際しての注意点などを徹底解説していきます。

Instagramの「リール」とは?

Instagramの「リール」とは、最大90秒までの動画を投稿・閲覧できる動画共有機能のことです。
動画を撮影するだけではなく、エフェクトや音源を追加したり、レイアウトや速度を変更したりと様々な編集を加えることも可能です。

投稿したリール動画は公開アカウントの場合、フォロワー以外のユーザーにも表示される可能性があるため、ご自身のアカウントのさらなる認知拡大が期待できます。

また、「リール」の画面は縦長である点が特徴で、TikTokなどの動画に慣れ親しんでいる若年層のユーザーには広く浸透しているフォーマットのため、比較的若い世代にアピールしていきたい際に活躍します。

本記事ではそんなInstagramの「リール」の基本的な使い方や、オリジナル音源をリールに追加する方法などをご紹介します。

リールでできる事

続いて、Instagramのリールではどのようなことができるのか、また利用するメリットなどを確認していきましょう。

最大90秒の動画を作成可能

Instagramのリールで作成できる動画の長さは最大90秒です。動画の尺が短いため、多くのユーザーに見てもらいやすい傾向にあります。

また、リール動画はInstagramのアルゴリズムによってフィードや「発見」タブ、「リール」タブにも表示されるため、フォロワーではないユーザーの目に留まる可能性もあり、新規ユーザーへリーチできるチャンスが高まります。

動画編集に使える様々なエフェクトが備わっている

Instagramの「リール」には豊富なビデオフィルターやテキスト入力機能、落書き機能などが用意されており、撮影後すぐに動画を編集して投稿することが可能です。

他の動画編集アプリを使わなくても、Instagramアプリ内であっという間におしゃれなリール動画が作成できます。

アーティストの楽曲などをBGMとして利用可能

Instagramの「リール」ではBGMとしてアーティストが公式にリリースしている楽曲を追加することが可能です。

リール作成画面で追加したい楽曲名を検索して選択するだけで、楽曲のお好きな部分を切り取って使用することができます。
また、ご自身が用意したオーディオ素材を「オリジナル音源」として使うことも可能です。

リールの作成方法

次に、実際にInstagramでリールを作成・編集・投稿する手順をご説明します。

Instagramアプリを開き、下部メニューから右端の「アカウント」タブを開きましょう。

Instagramで「アカウント」タブを選択している画像

右上の「+」アイコンを選択します。

Instagramのアカウント画面で「+」を選択している画像

「リール」を選択します。

「リール」を選択している画像

初めてリールを作成する場合は「スタート」を選択します。

リール作成画面で「スタート」を選択している画像

画面左のメニューには6つのアイコンが表示されており、それぞれ動画撮影時の効果を設定することが可能です。

リール作成画面のメニューを選択している画像

「音源」アイコンはリールのBGMを設定する機能で、こちらでお好きな音楽を検索して動画に追加することができます。

リールのBGMを検索する画面

音楽を選択すると、動画内で使用したい部分をドラッグして切り取ることが可能です。

リールのBGMを編集する画面

「長さ」アイコンは、リールの撮影、または作成する動画の長さを表します。デフォルトでは30秒になっており、撮影したい動画の長さに合わせて「15秒」「30秒」「60秒」「90秒」のいずれかを選択することができます。

リール動画の長さを設定するアイコンを選択している画像

「エフェクト」アイコンでは、動画に追加するエフェクトを選択することができます。「トレンド」から人気のエフェクトを探して追加することもできますし、「補正」から美肌補正効果のあるエフェクトなどを選択することも可能です。

リール動画のエフェクトを選択する画面

「速度」アイコンでは動画の再生速度を設定でき、「0.3倍速」「0.5倍速」「1.0倍速」「2.0倍速」「3.0倍速」「4.0倍速」の中から選択可能です。

リール動画の再生速度を設定するアイコンを選択している画像

「レイアウト」アイコンを選択すると、グリッドと画角を調節することができます。

リール動画の「レイアウト」アイコンを選択している画像

「グリッドを変更」で画面を複数分割し、それぞれのグリッドで別々の動画を撮影して組み合わせることが可能です。

リール動画のグリッドを変更するアイコンを選択している画像

「サイズ設定」を選択すると、お使いのデバイスのカメラの機能に合わせて標準レンズもしくは広角レンズに変更することができます。

リール動画の「サイズ設定」アイコンを選択している画像

「タイマー」アイコンでは、録画ボタンを押して3秒後に撮影開始するか、10秒後に撮影開始するか、カウントダウンの時間を選択することができます。また、ピンクの枠をドラッグすると動画の尺をお好きな長さに変更することが可能です。

リール動画のタイマーを設定する画面

撮影の設定が完了したら、実際に録画を始めましょう。白い丸のボタンを押して撮影を開始します。

リール動画の撮影ボタンを選択している画像

撮影中は白い四角のボタンを押して中断することも可能ですし、設定した時間が経過すると自動で撮影はストップします。

リール動画撮影中の画面

撮影が完了したら動画の編集作業に移ります。編集には、画面上部に表示される6つのツールを使用します。以下の画像で右から順番に「テキスト」、「落書き」、「スタンプ」、「エフェクト」、「音源」、「保存」になります。

リール動画撮影後の編集メニューを選択している画像

テキストツールでは、動画にお好きな文字を追加することができます。文字の色やフォント、大きさ、アニメーションなども自由に変更することが可能です。

リールにテキストを追加する画面

落書きツールでは、使用するペンと色を選択して、画面上にイラストや文字を描くことができます。

リールの落書きツールを使用している画面

スタンプツールでは、GIF画像や時間、気温、キャラクターのスタンプなどを追加することができます。

リールに追加するスタンプを選択する画面

「お題」スタンプを選択すると、「今日のお出かけコーデ」や「今日のご飯は?」など動画にトピックを追加することができます。

リールに「お題」スタンプを追加した画面

エフェクトツールでは、動画にお好きなフィルターをかけることが可能です。

撮影したリール動画にエフェクトを追加する画面

音源ツールでは、撮影時に録音された音とBGMのボリュームのバランスを整えることが可能です。

リール動画の音量のバランスを調整する画面

もしくは、「ボイスオーバー」機能を使って動画に重ねて外部の音を新たに録音することもできます。

リールの「ボイスオーバー」機能を使用中の画面

「サウンドエフェクト」を選択すると、「ドアベル」の音や「拍手」の音など効果音を動画に追加することができます。サウンドエフェクトはいくつでも追加可能です。

リールのサウンドエフェクトを選択する画面

保存ボタンを選択すると、撮影した動画をカメラロールに保存することができます。

リール動画の「保存」ボタンを選択している画像

全ての編集が完了したら「次へ」を選択しましょう。

リールの編集が完了し、「次へ」を選択している画像

こちらの画面では投稿する際の詳細情報を編集することができます。キャプションを書いてハッシュタグを追加することもできますし、他のユーザーをタグ付けしたり、動画内で使用した音源の名前を変更したり(ただしオリジナル音源の場合のみ)、撮影場所を追加することも可能です。

リール動画の投稿設定を編集する画面

また、「カバーを編集」を選択すると動画の一部分やカメラロールに保存されている静止画をリールのカバー(サムネイル画像)として使用することができます。

リール動画のカバー画像を設定する画面

「フィードでもシェア」をオンにすると、Instagramの「フィード」(タイムライン)にも投稿が表示され、ご自身のフォロワーもリールを見ることができます。

「フィードでもシェア」を選択している画像

設定が終わったら「シェア」ボタンを押して投稿完了です。

「シェア」ボタンを選択している画像

リールでオリジナルの音源を使用する事は可能?

リール動画では、アーティストの公式音源の他にも、ご自身で用意したオリジナル音源をBGMとして使用することも可能です。

既存楽曲ではなくオリジナル音源を使用する方法としては2通りあり、1つ目はボイスオーバーを使う方法です。
ボイスオーバーは動画の撮影後に音声だけを内蔵マイクを通して別録りするというやり方で、動画内の音声とミックスさせて使用することができます。
動画の編集画面で「音源」アイコンを選択し、「ボイスオーバー」ボタンを押すと動画に重ねて音声だけを録音することが可能です。

もう一つの方法はデバイス内に保存されている動画の音源をオリジナル音源として使用するというやり方になります。
別の動画の音源をオリジナル音源として使うには、リール作成画面で「音源」アイコンを選択し、ミュージックの検索画面を開きます。

リール作成画面で「音源」アイコンを選択している画像

「インポート」を選択します。

「インポート」を選択している画像

すると、デバイス内に保存されている動画の一覧が表示されるので、リール動画のBGMとして使用したい動画を選択し、「完了」を選択して追加可能です。

リールにインポートしたい音源が含まれている動画を選択する画面

リールを使う際の注意点

Instagramのリール動画を作成・投稿するにあたっては、気をつけておくべき点も存在します。こちらでは、リールを利用する際の注意点を確認していきましょう。

リールで使用する音楽の著作権に注意

リール動画で著作権を気にせず利用できるのは、Instagramのミュージックライブラリにある楽曲と、完全にオリジナルの音源、著作権フリーで配布されている楽曲の3つです。

録音したアーティストの楽曲や他の人の音源を勝手にリールで使用してしまうと、著作権法違反となり、アカウント凍結などのペナルティの対象になってしまう可能性がありますのでご注意ください。

一度投稿するとカバー/キャプション/タグ付け以外は編集不可

Instagramでリール動画を一度シェアすると、投稿内容や音楽、エフェクトなどをあとから変更することはできないので注意が必要です。

ただし、カバー画像やキャプション、ハッシュタグ、他のユーザーへのタグ付けに関しては投稿後も変更することができます。

公開アカウントのリールは他のユーザーにも表示される可能性がある

Instagramのアカウントを公開アカウントとして設定している場合、投稿したリールはフォロー外の他のユーザーのフィードや「発見」タブ、「リール」タブにも表示される可能性があります。

プライバシー面が心配な場合は、アカウントを非公開アカウントに切り替えてからリールをシェアすることをおすすめします。

プロフィールグリッドへの再表示は不可

リールを投稿する際に「フィードにもシェア」をオンにすると、自動でご自身のプロフィール画面のグリッド(投稿一覧画面)にもリールが表示されます。

投稿後にリールを選んで「プロフィールグリッドから削除」を選択すると、グリッドから非表示にすることも可能です。

ただし、一度非表示にしたリールをプロフィールグリッドに再表示することはできないためご注意ください。

音楽アプリなどで配信中の自身の楽曲も利用できる?

ご自身のオリジナル音源を各音楽配信サービスやInstagramなどで配信している場合、そちらの音源もリールでお使いいただけます。

Instagramの公式楽曲としてライブラリに登録していれば、自分だけではなく他のユーザーもリールやストーリーズのBGM音源として使用することができるため、ご自身の楽曲を多方面へアピールする際に役立ちます。

もし、より多くのユーザーにご自身のオリジナル音源をリールで使ってもらいたい、という場合は楽曲配信と合わせてプロモーションにも力を入れてみることをおすすめします。

PR型デジタルディストリビューションサービスの「early Reflection」では、様々な音楽配信プラットフォームに楽曲を配信するだけではなく、ラジオやテレビ、Web媒体といった各メディアへの楽曲情報共有やニュース配信、公式SNSでの告知などアーティストプロモーション面でのサポートが手厚いです。サービス自体は無料で始められますので、気になる方は一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

Instagramのリールは、最大90秒までの短尺動画を投稿できる機能です。リール動画には豊富な種類のエフェクトや音源、テキスト、スタンプなどを追加することができ、気軽にクオリティの高い動画コンテンツをシェアすることができます。

リールは公開アカウントの場合、ご自身のフォロワー以外のユーザーにも見てもらえる可能性があるため、新規フォロワー獲得や商品の宣伝などに有効活用することが可能です。

また、リール内で使用する音源はライブラリにあるアーティストの公式楽曲の他にも、オリジナル音源をインポートして選択することもできます。

Instagramを通して積極的にご自身の活動やアカウントをアピールしていきたい方は、ぜひリール機能を上手く活用してみてはいかがでしょうか。

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